おかげさまでspamコメントが増えてきましたので、一応コメントを承認制にしました。基本的には承認します。
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以下のQ&Aは、渡辺独自の見解で、IBSJAPAN、およびPsychology Software Tools, Inc社からの公式見解ではありません。
ASIOについてはほとんど理解しないまま現象のみを記述しています。 マニュアルみたら、もっと正確な記述があるかもしれませんので、あまり真に受けずに参考程度にしてください。あるいは、IBSJAPANにメールしてみてください。 Q:E-PrimeはASIOに対応していますか? A:使用しているPCとサウンドデバイスがASIOに対応しているか、に依存します。 E-Primeの音声出力は、使用しているPCの音声出力に設定されているデバイスと同じものを使用するみたいです。 Q:ASIO対応デバイスを使ったとき、レイテンシはどうなりますか? A:レイテンシは、バッファの設定によって変動します。 バッファを最小にした場合、かなりレイテンシは短縮しますが、不規則です。 ただし、バッファを最小にすることにより、音声データがスムースに出力されない場合があります。 バッファを大きくすることで、音声データの出力自体をスムースにすることが可能ですが、レイテンシはやや延長します。どちらの場合も、レイテンシは不規則です。 (この状態――つまり、音声データ出力がスムースな状態(ちなみに、157kBのwavファイルです)でのレイテンシデータは、明日取得する予定です) これは、PC本体の性能に依存するのか、ファイルサイズに依存するのか、サウンドデバイスに依存するのか、というあたりはよくわからないです。 Q:レイテンシを一定にすることは可能ですか? A:たぶん、難しいと思います。 一応、音声出力をイアホン、またはスピーカに接続するものと、脳波等の記録装置に接続するものに分けられれば(+ひとつチャンネルを利用することが可能なら)、トリガと音声出力を同期させて、そのズレを毎試行ごと記録することは可能だと思います。 この方法を利用し、最終的に分析するときに、音声のオンセットがトリガと何msずれているかを計算できるような方法を導出すれば、各試行ごとのレイテンシをかなり正確に測ることは可能でしょう。 以下は渡辺の実験に関しての個人的感想です。 ぱっと見ですが、レイテンシの幅自体が10ms以上違うということはなさそうな雰囲気です。 なので、まあ加算平均することでなんとかなるかな、という気はします。 (すべての被験者で同じだけゆらぐので、ピーク潜時にズレがある場合、 そのこと自体はまあ言っても問題はないと思う) あと、単純なオドボール課題とかだと、正弦波を利用することが多いので、ファイルサイズが小さくなることが見込まれるため、より小さいバッファで提示が可能(=より短いレイテンシが実現可能)ではあると思います。 PR
昨日の続きです。
…はちょっとわからなかったのですが、 E-Prime側でのサウンドドライバの設定項目は、チャンネルとサンプリングレートとビットレートだけなので、E-Primeが入っているPCのサウンドドライバの設定に準じるものと考えられます。 で、今日ちょっと測ってみたのですが、バッファを最小にした状態で、トリガと(目測で)1-10msくらいはズレが生じているような気がします。詳細データは分析してからお知らせします。 (使ってるドライバは、ローランドのUA-3FX) 問題は、このレイテンシが変動することなんですよね…毎回同じレイテンシなら、どれだけずれても(というのはいいすぎか)あまり問題はないんですが。 ま、MMNを見る上では、加算平均すればまあ…大丈夫でしょう。ということにします。どっちみち、エアチューブを通る段階でズレは生じるので、これはもうあきらめるしかないかと思います。 どうしてもこれ以下のレイテンシが必要な場合は、E-Primeでは難しい、ということになります。 (PC内のクロックと同期させるとかすればどうにかなる?) ということを抑えておいていただければ、と思います。
ASIO wikipediaを読んでもらえばわかりますが、
Windows旧来のMMEではその遅延時間(発声してから出力されるまでのタイムラグ)は500から200ミリ秒、Direct Soundでも100から50ミリ秒、Mac OSのSound Managerで50から20ミリ秒とされているが、ASIOの場合はバッファ容量などの設定によって異なるが、10ミリ秒以下、環境によっては1ミリ秒以下となる場合もある。 のです。 つまり、WIN PCから普通に音声信号を出力する トリガ信号を出力する とした場合、同時提示のつもりでも、最大で500msずれる場合がある、ということですね。これは怖いよ。 (RTにも影響する(はず)なので、脳波取る以外でも重要) 今のところ、E-PrimeがASIOに対応してるか、は良くわかんないんですが(わかったら、またお知らせします)、 こういうこともあるんだなあ、ということは覚えておいたほうが良いと思います。
E-Prime関係 というカテゴリを作ったので、良ければ参照してください。
E-Primeで音刺激を出すときの話と、トリガの出し方(1)(2)あたりが役に立つといえば役に立つかな。 わりと関係ない話と一緒になっていたりするので、そのうちまた暇なときに記事を分割するかもしれません。 今日もまあ、暇なんですけど、今暇さを使い切ったので、このくらいで。 |
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