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面接の話です。

指定された時間に指定された場所に行くと、席順が書かれている(受験番号順?)ので、そのとおりに座ります。待ってると呼ばれます。

面接室は、逆集団面接みたいな感じで、教員が6人くらい並んで座っていて、自分はその真ん中あたりの位置に座りました。
研究計画書は持ち込み可だった気がするので、説明のためにも持っていきましょう(だめだったら、ごめんね)。大事そうなところには付箋とか貼っといたらいいかもしれません。渡辺はとくにそういうことはしてなかったので、なんとも言えませんが。

質問はあまり良く覚えてないので、参考にならないのですが、
最初に簡単に研究計画を説明させられたんだったかな…(このへんはうろ覚え)。

で、教員からの質問タイムが面接のメインです。
渡辺の研究計画は、自閉症の聴覚情報処理過程における弱い中枢性統合の影響に関する検討で、主に自閉症の言語発達の問題に、聴覚情報処理が影響するだろう→だから、聴覚情報処理がどういうシステムか調べたい→ただ、いきなり言語を使うと、いろいろ複雑でわからなくなるので、問題を単純化するためにメロディを使ってみよう
みたいな流れだったのですが、
「自閉症」というキーワードに対して、自閉症の顔認知について質問されたり(正直、これが一番衝撃的だったので、良く覚えている)しました。

 つまり、わりとタイトルとイントロダクションで印象的だった部分が聞かれる気がします。後は、使った音刺激について聞かれたような気がします(渡辺はピュアトーンを利用して卒業論文を書いたのですが、ピュアトーンと発話音声との間にはかなり乖離がないか、とかそういうことだったかな…)が、実験パラダイム上の問題点はあまり指摘されない気がします。まあ、このあたりは指摘されても考えているはずなので答えやすいでしょう。

 脳波のような生理指標を取り扱いたいか、ということも聞かれた気がします。これは、特殊教育に進学するつもりだったからでしょうか。

 たぶん対策するべきは予想外の問題に対してで、たとえば言語に関する課題にとりくみたい、というときに、いきなり「チョムスキーは○○と言ってるけど、あなたの課題とはどう関係するの?」みたいな話が出ることが予想できます(実際にチョムスキーの言語理論を引用するしないにかかわらず)。音楽については、幸か不幸かあまり突っ込まれなかったのですが、Meyerについて聞かれたりしてたら、たぶんあせったと思います。
 逆に、自分が引用している文献について、この引用元では何をしているのか、とかはあまり聞かれなかったような気がします…が、このあたりは当然説明できるようにしておくべきでしょう。渡辺は、卒論発表会とかで既にディフェンス済みだったので、答えやすかったため、印象に残ってないだけかもしれません。

 あまり役に立たない内容ですが、まとめると、
 ・まず自分自身で研究計画をチェックするにあたって
  ・手短に自分の研究計画を説明できるか?
  ・手段(方法)は目的にきちんと対応していることを説明できるか?
  ・引用元の論文はきちんと説明できるか?
  ・目的(リサーチ・クエスチョン)の価値を説明できるか?
あたりは当然やっておくとして、
 ・研究計画の枠の外側の質問として
  ・自分の研究分野の基本的な知見は(引用してなくても)答えられるか?
  ・自分の研究分野と関連するキーワードは、一とおり押さえているか?

ということも必要、だということでしょう。

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29日に学会が終わり、30日はごぶサタ(ボランティア)。31日に、久しぶりに滞っていた家事と買い物をこなし、ようやく今日がオフといったところです。
まあしかし、修士論文のための実験もしなきゃいけないので(今日も4時から)、完全なオフではないんですが、自分のためだけに時間を使えるのはよいところ。

さて、今日は再来週に近づいてきた教育学院の院試に向けて、ちょっと覚えていることを書こうと思います。

渡辺が受けたのは後期試験なので、前期とはまた趣が違うかもしれませんが、参考程度に。

○筆記試験
 ・英語
 なんと、教育学院/部の入試のページには、英語の過去問が載ってないんですね。これはちょっとびびるかもしれない。

 記憶によれば、超難しい文法とか、イディオムとかは出てこない。はず。せいぜい、it to構文とか、そんなもん。so that とか、so ~ thatとか、so asとか、そのへんで躓かなければOKだと思います(渡辺は、躓きかけてあせった記憶がある)。
 素直な文法(多分、中学校程度の文法がしっかりしてれば大丈夫なんじゃないかな)で、論文っぽいやや科学的な話が出てくるので、それ関係の言葉を抑えておくときっと楽になると思う。
 たとえば、cohort(コホート/共通の因子を持つと考えられる集団)とか、cross-sectional(横断的)とか、そのあたり。

 ただ、辞書の持ち込みが可能なので、ま、単語がわからなくて困ることはないでしょう。
 確か、渡辺が受けた年(ええと、平成18年度かな)は、大問の3つ目に清涼飲料水の摂取量と非行の関係に関するコホート研究のことが書いてあったように思います。素直に訳を書くとか、文意にあった選択肢を選ぶとか、その程度だった気がします。
 たとえば清涼飲料水の摂取量がほかの変数と関係する可能性(清涼飲料水に含まれる砂糖のことを懸念するような家庭はしつけもしっかりしているかもしれないから、もともと母集団が異なる可能性もあるよね)を指摘せよ、とかそういう面倒なことは聞かれなかった気がします。
 
 ・専門
 「特殊教育・臨床心理学」しか知らないので、それだけ書きますが、去年の過去問(pdf)を見ると、うーん、これは外部の人とか社会人には厳しいよなあ、という印象がありますね。
 一問目で、いきなり
「身体性」はどのように位置づけられ、大学において教授されているか
 とくるのです。「大学において」はさあ。必要なんですかね。
 内部進学だって、これに関連する講義受けてないとわかんないよね。

 まあしかし、とりあえずは「特殊教育」ですので、
 自閉症(PDD)、AD/HD、LD、ダウン症候群、精神遅滞、ウィリアムズ症候群…あたりの諸障害(特に、発達障害)に関して抑えておけば、まあこのあたりは一通り書けるでしょう。
 ただ、抑えるのは、ハウツー(どうしたらいいのか)本ではなくて、「なぜ」こうなるのか、というあたりに目を向けた本がよいでしょうね。
 できれば、最近の論文(レビュー論文がお勧め)を抑えておくと、なお良いかなと思います。

 二問目(心理現象を測定する際の個人差の問題)、四問目(発達障害の研究において、脳機能を計測する際の留意点)はとりわけ実験実習とか受けてないと厳しいような気がしますね。つまり、外部進学者にはやや厳しい気がします。
 逆に言うと、この辺は一回やったことがあれば、サービス問題になるんでしょうか。

 三問目、経験と学習が感覚・知覚に及ぼす影響(および、情動のかかわり)については、「行動学入門」(ヘッブ)を読めということでしょうね。
 
とここまで書いたのが、昨日のお昼。夜に思い出したので、修正してアップすることにしました。

 渡辺なりの回答を「つづきはこちら」に書いてみるので、参考にしてください。ただ、参考にして落ちたらほんとごめんね。

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○基本的なこと
 ・多分power pointで作成するのが一般的
 ・プリンタによると思うけど、OpenofficeDrawは、なんか知らないけどディスプレイ上の表記と印刷したものにずれが生じる気がするので、家庭でイメージを作成するには悪くないけど、本番印刷用はpptで作ったほうがよいでしょう
  ・スライドを、ページ設定から「A4用紙」にして、あとでA0に引き伸ばす作戦をとろう
   ・なお、powerpoint2007では、
    印刷→プロパティ→用紙選択 A0→拡大 用紙に合わせる
    としたあと、いったんプレビューを選択し、
    オプション→用紙に合わせて拡大・縮小を選択してから印刷をする。やや面倒。
    手順を抜かすと、A0用紙のど真ん中にA4サイズで印刷される、といった、とても残念なことになるので注意。地球にもやさしくない。
  
  ・タイトルは一般に72pt、普通の文字は40-48pt、見出しが52-60ptくらいでしょう
   ・この値は、A0での値なので、A4の場合は1/4にする。すなわち、タイトルが18,普通の文字が10-12,見出しで13-15pt。
    ・もちろん、分野とか、書かなくてはいけない内容にもよる
  ・色使いは、あんまりビビッドにすると見にくい(気がする)。
   ・カラーコーディネータの資格を持ってる人とか身近にいたら(結構いるんだ)相談するといいかも
   ・センスに自信がなければ、薄めの色がよいと思われる
   ・ドルトニズム(色覚検査をパスできない人)の方に配慮すべき
    日本生理学会の提言など、参照
   ・黄地に茶色-黒文字 というのはわりに見やすかった気がする

  ・理想を言えば、完成稿(とおぼしきもの)一回A0でプリントアウトすると、欠点が見えてくる
   ・当然、A4サイズでは何回もプリントアウトして確認してみること
    ・今は、センター3Fで無料で、しかも早くプリントアウトできます
     ・USB接続可能なノートPCに、CANON IPF-700のドライバをいれていくと早いよ

○内容(何を書くべきか)
 1.タイトル、発表者、所属。ここは悩まないところ。
  E-mailアドレスを記入しておくのがお勧めらしい。
 2.あとは普通の論文と似たような感じで、
   目的(または序論)-仮説-方法-結果-考察-展望 と順に入れていく
   入らなければ、適当にマージする。目的+仮説とか。
 3.スペースが足りないとき、図を削らずに文字を削るべき。
   で、目的-仮説…展望のひとつの見出しにつき、1つは図を入れるべき。
   文字は最小限に、かつわかりやすく。図は大きく、見やすく、わかりやすく。
   おそらく理想的なのは、図を見ただけでなんとなーくでも発表の意味がわかるポスター。
   図があると、立ち止まってもらいやすい(文字ばっかりだと、読む気が低下する)のと、こっちも説明しやすい。ポスターを指しながら話せるので、注意の焦点が同じ場所に向かう。
 図がなくて、文章を指しながら、その文章を読む…というのを想像すると、締まらないのがイメージできると思う。

○今日気づいたこと
 ・発表スペースのサイズをきちんと確認したうえで(縦長か、横長か、とか)、
  A0の横の辺(壁に貼ったとき、地面と平行になる辺)が長いほうが、見やすいと思われる。
  というのは、縦の辺(壁に貼ったとき、延長線が地面と垂直になる辺)が長いと、必然的にポスターの下のほうの文字が、目を落とさないと見えない位置になるので。
 横の辺が長いと、その問題は若干だが解決できる。
 *ただし、事前にきちんと発表スペースのサイズは確認すること

 ・A4サイズのハンドアウトを何部が刷っておく(お持ち帰り用。何回か聞かれた)
  ・これに名刺とか、抜き刷り(あれば)とかくっつけててもいいよね

 ・ノートPCを持ち込んで、実際の課題の流れを説明したり、刺激を提示したり…ということがせっかくできる時代になってきたので、やったらよいと思う。
  

こんなとこかなー。テクニック面に偏重してみましたが、よければ参考にしてください。

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CANON IPF-700のドライバをCANONのwebsiteからダウンロードしておく。ノートPC。

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 昨日のAIRSに参加して、やはりというか、なんとというか、渡辺の英語のリスニングは相当にダメなことが明白になりました。大変無念です。

状況をまとめると、
 ○パワーポイントの資料の内容はわかるし、そこから発表内容を推測することもできる。
 ×パワーポイントの手がかりがあっても、「何をしゃべってるか」はほとんどわからない
 △資料が切り替わると、「今話しが変わったタイミングなんだな」ということはわかり、それがわかると少し何言ってるかわかるようになる。
 →注意資源の分配の問題か?

 ・仮説として、次のようなことを考えてみました。
 1.聴覚入力を処理しようとするんだけど、入力した音素をうまくコーディングできないし、入力が連続しすぎていて、どこで区切っていいかわからないので、リハーサルもしづらいため、だんだんワーキングメモリ容量が足りなくなってくる
 2.したがって、主観としては、最初のほうはまあぼんやりわかるけれども、聞いているうちにWM容量の低下が起こり、それに伴って何言っているかわからなくなってくる
 3.しかし、パワーポイントのスライド切り替えによる区切りがあることで、「今はなしが変わったんだな」ということがわかる。それによって、ワーキングメモリのバッファを一旦捨て、再度入力を音韻ループに取り込むことが可能になるのではないか
 
 上記をまとめると、WM容量を無駄遣いしなくて済むよう、コーディングを素早く行うことができるようになる必要がある、ということか。
 相手に働きかけができる場合は、処理スピードにあわせてもらう(ゆっくり話してもらう、区切りを多くしてもらう)と良いかも。

救いとしては、
 ○関連分野の発表は、なんとなくわかる。
  ・AIRSで言うと、ブローカ失語を持つ患者の治療プログラムで、歌を使うという話があって、ごく端的に言うと、言語は左脳、歌は右脳が担当するので、生きてる領域を使ってトリートする、という話(だったと思う)なんですが、これはまあ、ところどころわからない単語があったものの、なんとか聞き取れる部分もあった。
 
 ということで、ま、もともと知らない話が結構多いので(赤ちゃんの歌の発達とかね)、これは止むを得ないのかもしれません。

 AIRS自体は、「歌」という観点から、乳幼児の発達や、乳幼児に向けて歌う人(母親)、脳機能…等、多岐にわたったテーマで、なかなか面白いものだったと思います。少なくとも、パワーポイントのスライドは。(話が聞き取れれば、きっともっと面白かったと思います。リスニングできないことによる最大の問題点は、質疑応答がさっぱり何言ってるかわからなくてつまらないこと)

AIRSの感想じゃないような気がしてきたなあ…と思いつつ、今日はこのへんで。

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