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sugarsyncという,ファイルバックアップと複数のPC間でのファイル同期・共有のためのonline strageソフトウェア(とwebサービス)があります.どういうことかというと,例えば家と学校で2台のPCを使っているとして,この2台のPCで卒論なんかを書き進めていくとしましょう.このときに,おそらく今のところ最も良く使われる方法はUSBメモリに卒論ファイルを保存しておいて,これを持ち歩くということであろうと思います.この方法には欠点があって,それはUSBメモリそのものを持ち歩かなきゃいけないので,それを忘れたり,最悪紛失するとどうしようもなくなる,更になんかの間違いでUSBからデータが消去されたり(これがまた,わりとよくあるんだ)物理的に破損したときに,どうしようもなくなってしまうことです.

最悪のケース(データの消失)を防ぐのは,ともかくこまめなバックアップをとるということなんですが,まあこれはこれでそれなりに面倒なんですね.というのは,前提が2台のPCを使うということですから,HDDやらMOに保存するにしても,家のPCと学校のPCでは進度が違ったりして,卒論ファイル一つくらいだったら良いんですが,分析を進めたデータのファイルとかがいくつもある,という場合には,全部のバックアップを正確にとるというのは案外面倒だったりするわけです.

また,データを持ち運び忘れて困る,ということを避けるのには,たとえば使用中のファイルをgmailに送りつけてしまう,という手があると思いますが,これはこれで複数のファイルを送るのは面倒だったりします.しかも,手動でやらなければならないので,今朝まで作業していたファイルを送り忘れていれば,最新版は入手できないわけですね.

で,sugarsyncの出番な訳ですが,これはどういうソフトウェアかというと,はじめにアカウント(メールアドレスだけで作成できます.あとパスワードを設定する…当然か)を作って,sugarsyncをインストールしておくと,あるPCの共有フォルダを設定することで,そのフォルダ内容がweb上に自動的にuploadされ,別のPCで作成したアカウントにログインすると,web上にuploadされたファイルをdownloadしてくる,というものなんですね.たとえば渡辺は,家と学校のmacbookでdocument(書類)フォルダを共有しているのですが,そうすると,インターネットに接続している限りは,このフォルダに入れたファイルの最新版が自動的にweb上に保存されることになります.で,たとえば学校で作業を進めて,家に帰ってネットに接続すれば,学校で作業を進めたファイルがdocument フォルダにこれも自動的に共有されている,ということですね.ちょう便利.(ああ,一応デフォルトで,PCを起動したときにsugarsyncも起動するよう設定されているので,こうなっておりますが,もちろんsugarsyncの起動を任意に行うよう設定することもできます.その場合は,sugarsyncを起動したとき,ということになりますね)

で,気になる容量ですが,ひとまず無料で2GB利用できます.ちなみに,次の話がこの記事を書いた直接の理由なのですが,ここからsugarsyncアカウントを登録すると,渡辺とあなたに500MBのボーナスが得られます.なるほど大人は汚い!期限は7月15日まで!

もちろん有料版もあります.まあ,渡辺(とあなた)のボーナスはともかくとして,割に便利なので使ってみてください.なお,渡辺は,この記事を読んで導入を決めました.今更だけど,記事の中身としてはこっちのほうがわかりいいかな…(最初に書けばよかった).

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vlookup関数を使って,以前悩んでいた話がおおむね解決したのでお知らせします.もともとの話はここ.どういう話だったかというと,タイトルの通り,列aの最大/最小値(x)を求めて(これは,最大値なら=max(a:a),最小値なら=min(a:a)で求められる;"a:a"はa列の最初から最後まで,ということ.max/min()は,()内に指定した範囲での最大値/最小値を返してくれる.),その値が含まれる列aの行数(p行目)を求めて,別の列bにおけるp行めの数値をみたい,ということ.

以前はifやらなんやらを色々使いましたが,今回はvlookup関数を使って,わりにシンプルにこの検索ができるようになりました.ただ,改良は必要かと思いますが…

vlookupの説明.

=vlookup(検索したい値(ここではxを指す.,検索範囲(xが存在する列を左端にし,bを含むようにする.たとえばa:b),xに対応する値を出したい列が,左端から数えて何列目にあるか(今回は2),true or false(trueは検索値未満のあたい,falseは検索値と完全に一致する値)
というわけで,今回の場合は,=vlookup(xを求めたセル(C1とか),a:b,2,false)とすれば良いわけですね.abcde…列それぞれの最大値x(a),x(b),x(c)…が,f列のどの値に対応するかを見たければ,
abcde+f列を既に使っているので,g1セルにとりあえずmax(a:a)としてa列の最大値を求める.これをhijk列にコピペすれば,bcde列の最大値が同様に求められる.g-k列の2行目に,6,5,4,3,2を入力しておく.g3セルに,=vlookup(g1,a:f,g2,false)と入力する.これをhijk列にコピペすれば,全てのアルファベットがひとつずつずれるので,たとえばh列においては=vlookup(h1,b:g,h2,false)という式が入力される.したがって,最大値であるh1を検索値にし,b列を左端にした上で,g列(さっき,a列の最大値におけるf列の値を出すために使っていた列ですね)までを検索するが,具体的に検索する列数は5行目,つまり,bcdef,でf行から対応する値をもってきてくれることになる,というわけ.もう一段階スマートにできる気もするけど,ひとまずはこれで満足しています.

あと,単にmaxがa列何行目にあるか,とかであれば,=match("contents",g1(*maxをここで求めているとして,ですよ),0)とすれば数値が返ってきますね.match については各自ヘルプをご覧下さい.

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卒業論文を書くにあたって,自分の興味関心があるテーマについての先行研究を調べる必要があります.うちの研究室では,だいたい,関連論文を30本くらい読めと言われます(以前書きましたが,この記事は修正が必要だなあ….とりあえず備忘録もかねて,その話はここをクリック.).ただ,この30本を,英語を読むのは大変だから…ということで,日本語で探そうとすると,逆に苦労する,という話.

残念ながら,というべきか,(少なくとも)心理学周辺の分野においては,基本的には研究の成果は英語で書かれることになっています.ですから,日本で優れた研究をしている人も,結局英語で論文を書くので,やっぱり我々は英語で書かれた論文を読まなくてはならないのです.質については言及しませんが,少なくとも,量においては雲泥の差があります.(たとえば,google scholarで展望的記憶 プランニングで検索した場合,ひっかかる論文は5件(!!!)ですが,"prospective memory","planning"で検索した場合,ひっかかる論文は2,420件です.日本語では30本読めません.2009年6月9日現在.)

というわけで,英語で読む覚悟を決めたとして,あとは,どうやって検索するか,ですが,とりあえず大御所としてはpubmedscience directですかねえ.pubmedで検索した論文が載っている雑誌の電子ジャーナルを北大が購読しておらず,論文本体が読めないように思われる場合でも,北大OPAC(蔵書検索)にて論文タイトルや掲載誌を検索すると,別の会社?とかから論文が読めることもあります.あとは,北大にその雑誌がある場合も.これで見つからなければ複写請求をするしかありませんが,新しい論文はたいてい見つかりますので,まずはこれで30件探しましょう.EndNoteを使うと,このあたりの手間は大分省けますから,英語を読むのに専念できる…かもしれません(逆に圧倒されるかも).

ただ,PCに保存するだけではなくて,地球には優しくないかもしれませんが,プリントアウトをして,ファイルにまとめておくことも,案外重要です.世代によっては感じ方が違うかもしれませんが,渡辺は今のところ,やっぱり紙のほうが読みやすいと感じますし,メモが書きやすいからね.ファイルにまとめる際は,大枠でカテゴライズするより,細分化したほうが良いような気がします.厚くなるとアクセスしにくいのと,薄い方が「あれどこにあったっけ」に対応しやすい…ような気がしますが,このへんは人それぞれですかね.表紙に論文タイトルと著者(全員書かなくてもいい),自分が理解した論文の大まかな意義なんかを書いておくと良いかもしれません.渡辺は,「比較的広いカテゴリ(自閉症の聴覚)」「サブカテゴリ(自閉症の音楽知覚)」「その分野で集中的に研究している人専用のファイル(autism MMNでいうと,Lepistöとか)」に同じ資料を入れたりしていますが,これはよく考えたら本当に地球に優しくないな.ただ,macの場合,spotlightがすごい便利なので,最近はこのやり方はあまり使わないようになってきています.これで自宅用PCにもEndNote入れたら,もう紙はいらないかもなあ….あとはメモ書きが気軽にできれば,くらい?

あと,お前今更かよ,という気もしますが,渡辺は最近調べた単語の単語帳を作っています.単語,意味,本文の抜粋を書いています.結構「良く出てくるけどまた意味を忘れた!」という単語があるので,(efficientとか良く忘れる)作ってみたのですが,これが案外良いです.やはり,手で書くと処理水準が上がるのか,結構記憶に残るんですね.はじめは苦労するかもしれませんが,後々のことを考えるとおすすめです.

もし進学を考えている場合は,ついでですから,英文の中の「使えそうな表現」ノート,というのも作っておいたほうが良いと思いますね.良く,英作文は英「借」文である,とか言われるのですが,ま,確かにそういう部分は多くあります(そんなに経験豊富なわけではないですが…).方法や結果の書き方はとりわけ,近い分野だとかなり似ると思いますから,何通りかピックアップしておく,序論や考察,要約の部分からも,「役に立ちそうだなー」という表現はコピペしておいて,プリントアウトする,というようなことをこつこつやっておくと役に立つものと思います.これは,あとでファイルを全文検索したりすると役に立つので,PCで作ることをお進めします.

あとは,すごいローカルな話をすると,EndNoteは実験室に一台だけ入っているPCがあります.もし,使い方を知りたければ,卒検生じゃなくても教えますので,渡辺に声をかけてください.

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5月8日の記事の続き.大体20日くらいでできるようだ.というわけで,まとめ.別に前借りしなくても良い,というヒトには関係ない話.あと北大ローカルの話です.

まず,科研費申請書類を出したら(これは庶務),そのまま会計に前借り申請をしたい旨を伝える.前借り申請の用紙をもらえるので,それを埋める.学振の場合のみ,受け入れ教員の職名と氏名が必要.前借り申請の額に規定は特に無いようで(全額だとダメとかはあるんだろうか?),とりあえずPCとかが早く欲しかったので,物品に割り当てていた30万円(全額)と,実験をするかもしれないので謝金(7万2千円),それから,ギリギリ交付に間に合わないかもしれない渡航費(10万円)の合計47万2千円で出したけど,特に何も言われず,47万2千円ジャストが使えるようになった.これが5月28日の話.

で,お金が使えるようになると,北海道大学シングルサインオンシステム(SSO)のログインIDとパスワードをもらえる.これは発行日が5月19日になっているので,他の書類(学院長のサインとか)がもっと早くそろえば,10日くらいで使えるようにもなるようですね.学会が大変近い,などの事情がある場合は,強く言えばもらえるかもしれません.ともあれ.

受け取ったら,北大の科研費のページー学校会計くん,という(どうしようもない)名前ーのアドレスが書いてあるので,とりあえずログインする.実はここから欲しい品物を書いていくと,「調達課」のひとたちがそろえてきてくれるらしい(密葬課,みたいで格好良い名前ですね)けど,渡辺はちょっとやり方が良くわからなかったので,生協で直接購入することにしました.で,じゃあなんでログインさせたかと言うと,このページで,所管番号と所管名,プロジェクトコードおよび財源,目的の番号が分かるので.(あとでSSを載せます).それを控えておきましょう.そしたら今度は北大生協のサイトへ.

公費(大学経費)での購入方法について,というバナーがあるので,そこから,納品照合表をダウンロードして,日付,部局,氏名,所管コード,所管名,プロジェクトコード,納品場所,納品内訳(ほしいもの)を記入すればOK.ダウンロードしたExcelファイルに,記入例が書いてあるタブがあるので,それを見れば良い.10万円を越えるものを買う場合は,備品にチェックを入れ,消耗品と一緒に買う場合は区別できるようにする.具体的には,金額の横に,備,とか消,とか書いておけば良い.あとは店舗に持っていって,”校費受付(公費じゃないのな)”というレジに行けば,店員さんは非常にお詳しいので大丈夫です.

品名・規格や価格は,生協のカタログショッピングやウェブサイトから抜粋すれば間違いないです.それ以外のものが欲しいときは,要相談かな.

EndNote X2 for macの学生版を買う方にだけ,注意.えーと,店員さんに,科研費で,EndNoteの学生版は(原則)購入できない,と言われ,確認してもらったところ,

  • 基本的には科研費で買うなら,学生版じゃない通常版を買って欲しい
  • ただし,科研費で学生版を購入することはできる(ええ?).その場合,科研費で買ったEndNoteを,大学のPCにはインストールしてはいけない.自宅のPCにはOK.科研費で購入していないノートPCを大学に持ち込んでも(つまり私物のPCであれば,場所は問わず)OK.
  • 通常版を買った場合は,そのような制約はない.
  • 私費購入で学生版を購入した場合は,大学のPCにインストールしても良い
とのこと(もしかしたらうろ覚え部分があるかも.一応,買う前には確認してくださいね).えーと,な,何を言っているのかわからねーと思うが,状態.結局,大学のPCにはEndNoteが入っているので,自宅用にします,という形で,科研費で発注してもらった.うーん.何か苦しい台所事情が垣間見えたので,別に通常版でも良いっちゃ良いんだけど,生協の店員さんが親身に検討してくれたのもあって,結局学生版にした.わかるといえばわかるような話ではありますが,不思議なモンですなあ.

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