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ingenta connect-szelag, et al., 2004を学部生と読んでいるのですが,そこで出てきた疑問点(というか,用語の確認)に,さらっと答えられなかったので,反省を兼ねてメモ.

モダリティ(modality)…名詞で,直訳だと「様式」とか「様相」「手順」など(英辞郎による).感覚モダリティ,というような使いかたをするときは,日本語訳は「感覚様相」があたるようで,たとえば感性デザイン.comが「心理学辞典」:中島義明・安藤清志・子安増生・坂野雄二・繁桝算男・立花政夫・箱田裕司 編,有斐閣,1999から引用している言を借りれば(これは孫引きといって余り好ましくない行為ですが,ともあれ),


異なった受容器を通して生じた感覚的経験はそれぞれ質的に異なる.このような各感覚(視覚,聴覚,味覚,嗅覚,皮膚感覚[触覚・圧覚,痛覚,温覚,冷覚],運動感覚[筋感覚],平衡感覚,内臓[有機]感覚)によるに固有な現象的性質のこと
ということになります.視覚提示すること(ようするに何かを見せること)を「視覚モダリティに提示」とか,聴覚提示すること(ようするに音を聞かせること)を「聴覚モダリティに提示」とか言うことがあります.

符号化,といったときには,codingとencodingの両方がありえます.codingとは,刺激が感覚受容器から脳へ伝達されるときに,ある物理エネルギー(たとえば,光)を電気信号(というのはつまり,脳内の情報伝達)に翻訳する過程を指す言葉です(ヒルガードの心理学,p146(感覚過程)).「情報が記憶に符号化される」といった言いかたをして(ヒルガードの心理学,p353(作業記憶)),視覚的符号化(物理的情報を心像に変換する)などということもあります.encodingといったときには,環境情報が有意味な存在に翻訳される,ということを指すようです(ヒルガードの心理学,p347(三つの重要な区別)).多分もとはコンピュータ用語でして,コードとはおよびエンコードとはを読めば,違いがわかるかもしれません.コードとは,コンピュータが識別できる文字など(脳に置き換えれば,脳が情報処理に使えるもの,すなわち電気信号)を指すもので,コード化…符号化とは,我々がやりたいこと,我々の言語を,コンピュータが識別できる文字に置き換える,ということになります.一方,エンコードとは,データを一定の規則に基づいて変換することであり,単なる変換というよりは,もう少し高次の,意味のある変換,を指すようです.たぶん.

本当はもう二つみっつ確認したかったのですが,ちょっと思ったよりしんどかったので,ここまで.月曜日までに,もう一個くらい同趣旨のエントリをアップします.

読み返すと,エンコードの説明はちょっと自信がないなあ,というところ.もう少し調べます.あと,念のため,ヒルガードの心理学は,amazonリンクをはっときますけど,名著ですから図書館とかにあると思います.旧版のほうが,見た目がシックで好きだったんですが…まあいいや.

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参加者は皆さんご存知だと思いますが、一応、時間は毎週金曜日13:00-14:30という形になりました。教授会の日は休みね。

それで、やっていることは、行動の機構アマゾンリンク(日本語版)、もとはアマゾンリンク(The organization of behavior)の輪読です。日本語版が18,000円(!!)で、英語版も5596円だそうです。たっけーなー

初版は1949年で、ド古典なのですね。当時はどうも、ゲシュタルト心理学全盛期であったようで、ゲシュタルト心理学の「活動の型」とか「unityとidentityの同一」とかの考え方を(一部認めながらも)打破しようとしている、わりとアグレッシブな本であります。そういう意味では古いんですが、心理学者が神経生理学を学ばねーでどうすんだよ、という主張は現在も古びないものがあります。あと、Hebb's ruleの話も当然ありますので、そこは面白い…と思いますけど、まだそこには到達してないっすね。

で、個人的に読まれる方に一言申し上げておきますと、白井常先生には申し訳ないんですけど、訳本は高い割に訳がよろしくないというか、古いというか、なので、多分原典に当たったほうがよいと思われます。安いし。

では、以下これまでのダイジェストです。

序論

心理学と神経生理学とは相互に補足的に援助しあうべきである。現在は(というのは、1949年当時は)、配電盤説(switchboard theory)および感覚-運動結合(sensori-motor connection)と、場の学説(field theory)の両極端に走っているが、両学説ともに、感覚性興奮が運動の側に速やかに伝達されることを暗に示している(前者は、中枢神経系を、感覚性興奮と運動をつなぐ交換回路であるとし、後者は、感覚性興奮の型(分布と比率)が運動を規定する、したがって脳の機能局在はないとするゲシュタルト学説のことを指す)。

しかしながら実際のところは、「心的変数(mental variable)」が存在すると考えうる根拠があるので、中枢神経系は、感覚性興奮をなんらかの形で留めておいてから運動が起こるだろう。そう考えなければ、注意や期待と呼ばれるような心理的作用の存在を説明できない。そこで、これらの説明を、1-5章は予備的知識とし、6章以降に述べる。

基本概念は、特定の刺激の反復によって細胞集成体(cell assembly)が徐々に発生し、閉鎖系として活動すること、そしてその閉鎖系が諸系の促通をなす(=phase sequence,位相連鎖をなす)ということである。細胞集成は非常に微妙な時間関係(timing)に完全に依存すると仮定し、このtimingが新陳代謝の変化によって乱されるばかりでなく、すでにある中枢過程と一致しないような感覚的事象によっても影響されるだろうと仮定する。(この影響が一過性の場合は情緒障害と呼ばれ、慢性の場合は神経症となる――この説明は、ものすごく面白いと思います。今考えている自閉症の認知神経的特性にも合致しそう)

序論はおおむねこんなところです。

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あんの上時間がない!ので、後で書きます。

  • 最近やったこと一覧。

今後の予定について



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Windows 2000
サウンドデバイス:ローランド UA-3FX(USB接続)→バッファをMAXに
ソフトウェア:E-Prime
(Inlineで、トリガ出力とSoundOutを同期)
出力:10Hz サイン波 + 5Vトリガ電圧 120回
結果:平均レイテンシ:23ms(トリガ出力後のオンセットから算出)
レイテンシの幅:8ms~31ms
(なぜか負の値が出た(つまりトリガより先に音声が出たと記録されている)試行があったけど、それはエラーとして処理)

 8ms*2, 10ms*2, 11ms*2, 12ms*2, 14ms*4, 15ms*3, 16ms,17ms,
18ms*3, 21ms*9, 22ms*5, 23ms*10, 24ms*7, 25ms*13, 26ms*7,
27ms*12, 28ms*4, 29ms*19, 30ms*6, 31ms

 うーん、わりとバラつきが大きいですね。
 このことを頭に入れて分析しないと、間違った解釈になりかねないので、
 データが取れたことは良かったです。

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○プロソディ
 ・睡眠時…Quiet Sleep(ノンレム睡眠みたいな)のほうが、Active Sleep(レム睡眠みたいな)よりもP1m振幅増大
 →ASのときは、別のこと(記憶整理?)で忙しいのかなあ
 ・クリスマスキャロル
  ■歌 vs 歌詞の読み上げ…P1m振幅同じ(生後4-5日)
   →これはけっこうびっくり、そのうち分化するのか?
    *ただ、刺激作成に問題がある
   →P1mって何の成分だ

○カテゴライズ
 ・(少なくとも)6ヶ月の新生児は、男・女・子どもの声を弁別できる

○音声系列
 ・100Hz(70ms)-ISI(300ms)-100Hz(70ms)のスタンダード(85%)
  及び、100Hz-ISI-300Hzのデビアント(15%)
  (ITIは700ms)
  6ヶ月でMMN出現→9ヶ月でピーク(だっけ?)→以降減衰
  ■問題点
  ・これは系列変化なのか?
  ・というのは、単なる100Hz(STD)vs 300HZ(DEV)になってないか?
   ・100Hz-300Hzを300Hz-100Hzに変えるのはどうだろうか
    ・新生児できるのかなあ

○今日やることリスト訂正
 ・今日明日、雨降るらしいので、物干し出すのやめた
 ・来週でいいかなー

○明日の予定
 ・MEG二名
 ・差し入れ受け取り
 ・家庭教師
 初MEG!長い道のりだった…半年かかってるぜ なんだこれ

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