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○今日の臨床ゼミ発表は渡辺でしたの巻
 
  ダウンロード(ppt)

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 ここから今日の臨床ゼミの発表がダウンロードできます。powerpointです。ものすごく適当なまとめなので、興味を持ったら直接質問してください(メールでもコメントでも可)。

 ちなみに2008年5月28日現在、 PubMed で[autism MMN]というキーワードで検索すると、9本の論文が出てきます。
 そのうち、4本+3本(以前紹介したので簡潔になっています)を紹介しているので、わりと有用かもしれません。
 残り2本は時間なかったので、ま、そのうち。

○次回勉強会どうしよう
 いちおう5月31日は学校にはいるので、いつもどおり9:00か9:30からどっかでやってもいいんですが、
渡辺以外はひょっとしたら土曜日来ないのかもしれないと思うと若干躊躇しています。
金曜日までにとくに連絡がなければ土曜日やりますが、金曜の昼とかがいいですとかそういう希望があれば、明日中に連絡ください。
 というわけで、いつやるか結構気まぐれで決めるので、木曜深夜と金曜朝くらいには一応ここをチェックしておいてくれると参加が確実になります。

○どうでもいい
 渡辺の携帯(au by KDDI, W52P パナソニック)で、閾値の「閾」が出てきません。
 最近聴覚閾値の件でメールすることが多いので、困っています(音圧調整とか聴力の確認とかでごまかしている)。
 辞書の拡張とかできるんだろうか と思いつつ調べていません。ご存知の方教えてください。

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○本日の内容 
Cognitive Neuroscience(Amazonリンク)の第9章、Language and the Brainの要約を配布しました。要約でも量が多かったので、コピーに時間がかかり、ほとんど内容には入れず…といったところです。無念。

 ○ガーデンパス効果
ちょっと話題になった日本語におけるガーデンパス文(先生はお酒を飲んだ生徒を注意した)について。 東京学芸大学リポジトリから「ガーデンパス」で検索すると一件日本語論文が見つかります(紀要論文のようです)。他にもあると思いますが、一応参考までに。 

○題目を五つ考えよう
卒業論文作成へのアドバイスです。 

1.一番大きい興味分野でひとつ考える とにかく興味のある分野を全部包含するような題目をひとつ考えましょう。「~における…に関する検討」という形が基本でしょうか?  
例:自閉症の聴覚情報処理過程における弱い(中枢性)統合の影響に関する検討  
この段階で5通り作れれば、それでも良いと思いますが(他に、「カニッツァ錯視における背景音の効果について」みたいなわりと離れたテーマ(*フィクションです)に関心があるような場合)、さすがに難しいと思いますので、一個は考えたものとして次の段階を検討します。 

2.手法(どうやってやるか)を考える 
卒業論文で心理学実験となると、実験参加者は大学生・大学院生というのが多いと思われます。したがって、対象「~における」の部分はかなり限定されていると思います。目的「…に関する検討」の部分も、興味関心がもっともダイレクトに反映される(はずの)部分でしょうから、ここも限定される部分でしょう。  
先行研究にあたると、自分が関心のあるテーマに関係する論文はすでにいくつか見つかっていることと思います。「どうやって」自分が関心のあるテーマにアプローチしているかに注目してみましょう。  

先に挙げた例:自閉症の聴覚情報処理過程における弱い(中枢性)統合の影響に関する検討で言えば、 

・階層性を持つメロディの正誤弁別課題による
・音の方向性の弁別課題による
・和音の構成音が変化する際の正誤弁別課題による
・母音の種類と音の高さがともに変化する際のMMNの測定による 

検討がすでに行われていることがわかるでしょう。
もっとも単純には、この部分を加えていけば、なんとか5つくらいは題目を作れると思います。5つ分探しているうちに、「これは行けそう」というテーマが見つかるかと思います。 

3.手法を発展させる 
すでに5つのテーマが決まった方はお疲れ様でした。どうしても決まらない人は、もう少し考えましょう。 
2までは試してみたけど、やけにマニアックな分野で、先行研究があまり方法にバリエーションがない、などの場合、次のような方法でバリエーションを検討できるかと思います。 

 A.批判的に先行研究を見る 
 批判的に読むということは、ダメ出しをすることではありません。まあしかしまずは、重箱の隅をつつくように、本当にこの方法で~に関する検討ができたといえるか?ということを考えましょう。 
 ここがおかしい、という部分が見つかったら、どうしたらそこを改善できるかを考えましょう(ここまでできて批判になります)。 これができたら、もう研究に取り組み始めても良いくらいです。つまり難しいですが、有益な方法ではあると思います。

 B.対象-目的-方法のうち、ひとつだけ残して探す  
 たとえば、AD/HDをもつ子にCPTを行って持続的注意に関する検討を行った、という場合ですが、 
 AD/HD-持続的注意 で検索すると、CPTしか出てこない!という場合があるかもしれません(実際はどうか知りませんが) 
 このような場合、持続的注意だけで検索する、というのもひとつの方法です。今まで持続的注意がどのように調査されてきたのか、ということがわかれば、違う方法ではどうなるか?ということが見えてくるかもしれません。

 長くなったのでこのへんで。がんばってください。

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5月10日:渡辺の学振資料の検討(私事に使って大変申し訳ないです…)
今後なんらかの形でフィードバックします。具体的には、この間書きかけの記事をちゃんと書くのと、落ちたら評価点が出るらしいので、申請書とつき合わせて、良いところ悪いところを比較できたら良いなと思っています。通ったらお祝いしましょう。

5月17日:Phonological short-term store impairment after cerebellar lesion: A single case studyの続きを読みました。
数唱の提示方法(視覚・聴覚)と回答方法(口頭・指差し)で言語ワーキングメモリ能力を測るというのは、今後なんらかのアセスメントに使えるような気がします。
ところで、よく考えるとADHDには関係がない話でしたので、次回は改めてADHDを対象とした論文を読みたいと思います。まだ決まってませんが、後ほど。

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…というほどのものでもありませんが,一応学振申請者へのアドバイスというページを公開したので,本記事はこのページへの誘導のみ,ということにします(もともとは,4月29日(当時の提出日)に,ちゃんと書き終わらなかったので,「もっと早く始めれば良かったなあ」という記事内容でした(やや意訳)).上記リンク内容を一言で言えば,「(学内締め切りがいつかにもよるけど)3月から,楽なとこから書き始めよう」ということですね.全部で8枚(ただし,3枚は事務的なことなので,実質5枚)のA4用紙ですが…強敵ですよ.頑張ってください.書いたら人にみせましょう.

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○やっぱある程度量をよまないとダメだね

○心的辞書に関する疑問メモ
・lexemeとかlemmaとか、難しい言葉が出てくる心的辞書ですが、易しい解説書はないものか…
「心的辞書がわかる」みたいな。せめて定訳を知りたい。ないのかな定訳。

・Levelt (1997)のモデルにおけるlemmaとconseptualのレベルの違いがよくわかんないよね、という話
sense コネクションとか本当に意味がわからない。まずい。

・直観的にはlexeme (= sound input)とlemmaが違うのはわかるんですが…
(しかし、lexemeはlexemeで当然のように文字からの入力を音声に変換することを想定しているようですが、
それはこのご時世ちょっと時代遅れな気がします。
別モジュールを想定したほうがよさそうな、そんな気はするんですが、心的辞書モデルについてあまりにも知らないので、突っ込むにも突っ込めないみたいな、そういう状況ですね)

○意味ネットワークに関連して
・生物と人工物が別モジュール(?)で処理される…少なくとも、生物名を想起するときと、人工物を想起するときは脳の別の場所が賦活するわけですが、この話を究極的に突き詰めると「おばあさん細胞仮説」に戻ってしまうような気がします。そんなことはないのか?
場所特異性+なんらかの「共通処理」というのがある、という中庸っぽいところに落ちつくのでしょうか。

これはそのうち修正できるとこはします。とりあえずメモに近いかたちで。

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