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というわけで、メモがてら昨日の記事について簡単に説明すると、こうなります。

MEGで記録された脳磁場は、ダイポールを中心に、前後左右で磁場の向きが反転してしまいます。

なので、チャンネルの加算平均が出来ません。

で、それをするためにはどうしたらよいかというと、RMS(root mean square)というのを使います。これは前も説明したかと思いますが、ようするに、
2乗して、平均して、ルートを掛けると、全部正の方向になるので、打ち消しあうことがなくなるのです。

しかし、問題がひとつあって、それは、
二つの条件で異なる磁場が観察されるとき、
たとえば一方が
[100fT,80fT,…50fT]のパワーを持っているとして、で、もう一方が[-100fT,-80fT,…50fT]のパワーを持っているとします。
このとき、この二つは、「差がある」と考えたくなりますが、
RMSを出すと、両方同じ値になります。つまり、差があるとはいえません。

そこで、事前にこの2条件の差を導出しておいて、その差事態をRMSし、
「0」とその値のt検定を行っても良いか?というのが昨日の話題だったわけです。

こういうことを、分かりやすく解説した本があると、幸せなんですけどね。
(ネコでもわかるMMF とか)

今日は公共性がない記事で申し訳ありません。時々こういうこともあります。


あと、本日14:30頃、渡辺の友人の子どもが生まれました。渡辺の弟と同じ誕生日になりました(どうでもいい)。
おめでとう!

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・分散は、S^2として表され、一組の得点のばらつきをよく反映する測度とされる。
・S^2は次の式で求められる。すなわち、∑(Xi―Xバー)^2/N-1。 iは1からN
・Nはデータ数
・標準偏差は、Sで表される。
従って、S=sqrt(∑(Xi―Xバー)^2/N-1。 iは1からN)。
よって、S=sqrt((N∑X2-(∑X)2)/N(N-1))
(式変形については、心理・教育のための統計法<第2版>を参照。)
ということは、データの実測値X1…Xnの、二乗和をn倍したものから、和の二乗を引いた値を、N(N-1)で除せば良い。


[対応のあるt検定]

ヌル仮説:平均値が0であり、正規分布に従う母集団が存在する。
そこからいくつかの標本を抽出してくる。

・母集団の平均値を、μ(ミュー)で表す。
・標本の平均値を、Xバーで表す(Xの上に、横線)
・Dを平均値の差(実測値)とする

心理学でよく使われる、実験参加者に条件A,条件Bである課題を行い、それに対する反応を(なんらかの方法で)点数化する、というようなことを考える。
この場合得られる情報は、
実験参加者1名につき、条件Aの得点1つ、条件Bの得点1つ となる
(ま、ひとつじゃなくても(たとえば、RT、正答率、脳波、とか)いいけど、簡単に)

このAの得点とBの得点に差があるといえるか?というときに、対応のあるt検定を行う。

[これが脳磁になっても本質的に変わらない。

つまり、ある区間の脳磁場のパワーが、A条件とB条件で差がないというヌル仮説を立て、その仮説が真である確率を求める(差がないと仮定したときの、2条件の差の平均値は0)。]

分母は、
SDバー、つまり上の式のXがDになったもの
なので、

個々の「平均値の差」を二乗したものの和を、被験者数倍したもの
から
「平均値の差」の和を二乗したものを
引き、
N(N-1)で割る。

ので、

平均値の差を二乗する場合において…
平均値1をX、平均値2をYとする。
(X-Y)2=X2-2xy+Y2である。
これは、
平均値1を0、平均値2を(Y-X)と置いても、結局
(0-(Y-X))となるので、(X-Y)。つまり、それぞれの値は等しいので、当然和も等しい。
平均値の差の和、を二乗する場合において…
((X1-Y1)+(X2-Y2)+…(XN-YN))2ということを考えると、結局
(∑X-∑Y)2になる。
このとき、(0-(Y1-X1))+(0―(Y2-X2)…(0-(YN-XN))2を考えれば、
((X1―Y1)+…(XN-YN))2になるので、これも等しい。

だから、2群の対応のあるt検定をする、というのと、0と2群の差の対応のあるt検定をする、というのは、全く同じことである!


お…おおお… そうなのかー

実験実習で、皆さんにえらそうに統計について講釈を垂れたわけですが、
一皮向けば渡辺もこんなことにびっくりしているので、
ほんとすいません…

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昨日から今日にかけて起こったこと

○空いてるUSBがあったので、あちこちのUSBとかに保存している論文とか、データを一箇所にまとめて修論用のUSBにしようと決意
→作業終了直前、USBを起動しようとすると、「このドライブはフォーマットされていません フォーマットしますか?」というメッセージが出現
 →結局データが消えた(元データは残ってるけど、せっかくまとめたのに…)
(多分、何度も抜き差ししたから?でも、「安全な取り外し」を実行していたはずなんだけど…)

○米を炊こうとして、炊飯器をセット
→炊飯器ごと床に落とす(何故こんなことになったかというと、でかい電子レンジを買ったので、炊飯器とか置いている棚の最上段にレンジを、中段に炊飯器を置いており、炊飯器から出る蒸気の影響を減らすために炊飯器を極力手前に引き出して米を炊いていたからなんだけど、この説明で伝わるだろうか…/結局、レンジは中段に移動した)
 →炊飯器が当然のように壊れる。米と水も床に散乱して大惨事
  →結局圧力鍋で炊いた(これ、早くていいね!/ポジティブ思考)

○米がなくなったので、新しい米袋の封を切ろうとする
 →台所用のハサミの、蝶番的な部分のねじが錆落ちて、鋭利な二つの刃物になってしまった
  →何コレ
   →結局、普通に使ってるハサミで切ったけどさあ

誰か知らないけど、俺のことを呪っている人がいたとしたら、「こうかは ばつぐんだ!」という感じです。もうやめてください。

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データ分析も、ひと段落…したというと大嘘になるのですが、まあ明日の院ゼミで話す分くらいは分析できたので、記事を書きますが、しかしやはり、

超暇  まあ暇  [ちょっと忙しい わりと忙しい] かなりギリギリ
                ↑
                ココ
の区間が、もっともブログに人を向かわせるような気がします。
普段の土日は、「まあ暇」くらいで、記事を書くに至らないことが多いのですが、
今回は、「かなりギリギリ」のほうだったことを付記しておきます。

恥を忍んで告白すると、averageで出たデータAとsumで出たデータBを比較して、有意差が出たとか言ってたんですね(excelの記述を誤った)。
で、まあそれなりなデータが出たと思い込んで、油断していたら、昨日の夜に、
「これ両方averageじゃないとダメじゃないですか?」と共同研究しているM君に言われ、いやーーそうだよなーー あぶなかったー
これがもし、修論提出1週間前とかだったら、ほんとやばかったです。
・人為的エラーを減らすために、なるべくマクロとかを使って、操作を自動化しつつ
・「必ず」第3者を介して、データチェックをする
ということを覚えておいてください。ほんとに。これは。

まあ、幸いというか、仮説とはちょっと方向性が違うけど、まあ意味のある(っぽい)データになりそう…かなあ、というところで、最後までやらないとわからないんですが、とりあえず「修了」はできそうです。

ストーリはちょっとね、組みかえないといけないと思いますが。

さて、今日のタイトルの件ですが、アクセス解析を見ていたら、
[E-prime 音刺激 拡張子]で検索された方がいました。

そうですよね!!E-Primeはwavファイルしか開けません。これ、超不便です。
その辺に転がっているフリーソフトは、MIDIとか、Mp3(は、あるかな…)とかばっかで、wavファイルで音作れるソフトってあんまないんですよ。
ただ、録音したデータをwavに変える、とかは出来ると思うので、それでどうにかしていただけると良いかと思います。

とにかく、E-Primeではwavファイルしか音刺激は使えません。
渡辺も、ちょうど2年前、これで苦労しました。
ちょっと高いですが、Adobe Auditionは便利なソフトです。
(当時は、SoundEdit というMac用のソフトを使ってたけど、これは複合音を作るのにはいまいちです)

役に立ったかどうかはわからないのですが、まあもし役に立ったとしたら、これほどブログを書いていて良かったと思うことはありません。
まあそう思うのであれば、今日の前半の記事とか、ノイズ比を高めるので、書くなよ、という感じなんですが、
「誰かの役にたったらいいな」45%:「自分の現実逃避」55%くらいなので、
そこはまあ、それも目的なんですよ、というか。なんというか。

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封筒写真

外見は灰色ですね。
まー、封筒が届くより早くwebで結果が見られるようになりましたし、大体封筒の外観から中身を推測するって言っても、封筒の外観が見られるときには、タイムラグはあと5秒程度だし、というわけで、
別に大して有用な情報ではないんですが(有用だとしたら、他人の結果を推測するためだけど、これはまあ、趣味が悪いといえば趣味が悪いよね)…

中には紙が6枚入っていて、1枚目は、「面接を実施することとなりました」紙で、面接日時が書いてます。超重要。2枚目は、出席についての回答用紙ですが、まあこれはwebからダウンロードできます。3枚目が弘済会館への地図で、なんとなーく古い感じがしますが、最新の地図のようです(あたりまえか)
これ忘れると、大都会TOKYOで身寄りも無いままさすらうことになって辛いので、地方の人は気を付けましょう。渡辺もこれだけは絶対にもっていくつもりです。
4枚目は<連絡>と書いてあり、受付番号をちゃんと覚えておいてね、ということと、出欠回答用紙をちゃんと出してね、ということが書いてあります。
5枚目は、面接における注意事項、というやつで、これは関心がある人もいると思うので、以下に引用してみます。


面接における注意事項
1.名前を呼ばれたら、1人ずつ面接会場にお入りください。その際、荷物は持って入室し、指定された台の上に置いてください。%ということは、多分身軽な格好でいったほうが良いということですね
2.面接時間は、1人につき10分以内です。(発表4分、質疑応答6分以内)
3.面接会場に入ったら、①審査員の前で氏名を名乗り、②申請書に記載した研究課題を述べてから、説明を始めてください。説明は日本語とします。ただし、DC申請者で留学生の場合は、英語でも認められます。
4.説明・質疑応答
次の事項についてポスターを用いて4分以内で、わかりやすく、簡潔・明瞭に説明してください。
面接開始後4分が経過した時点でアラームが鳴ります。アラームが鳴ったら出来るだけ速やかに説明を終えてください。
(1)これまでの研究業績
(2)今後の研究計画
 研究目的及び研究の特色を具体的に述べてください%「方法」ではないんですねー!
 ① 所属研究室(または研究グループ)の研究と、申請者自身が取り組む研究との関係・分担について明らかにしてください。共同研究を行う場合も同様に説明してください。%これ、理系だと結構明白なのかもしれませんが、ウチとかだと若干難しいですよね。ということで、これを機にしっかり考えます。
 ②申請者自身のアイデアやオリジナリティーについて述べてください。
 ③研究の課題(問題点)及び解決方法について説明してください%MEGが良く不調になる、といいたいとこだけど、そういうことではない
 
 また、面接開始後9分が経過した時点でもアラームが鳴ります。
 
 注) 「DC1」への申請者に対しては、採用申請書提出後の研究進捗状況や研究業績、修士論文の作成状況などについても、質問されることがあります %これは怖い…!特に研究業績…!!申請書に、ICMPCのことは書いてしまったので、それ以降ふえてないんですよね…

5.面接終了後は、速やかに退室してください。

【重要】面接の際の説明補助資料について

注1)説明補助資料として図表等を記載したポスターを使用してください(ポスターは当日ご持参ください。事前に当方でお預かりはできません。)
注2)使用できるポスターは1枚限りとし、サイズは横長で縦84cm×横115cm(A0版より4cm横が短い)を超えてはいけません(【厳守】) %なぜ微妙に短いんだ…<ボードがそのサイズだから
注3)メモを見ながらの説明はできません。ポスター以外の補助資料の使用、閲覧又は、審査員に資料を配布することも認められません。%メモダメ。要練習!しかし、聴覚刺激に対して厳しい条件ですネ
注4)ポスターは、当日、ホワイトボード(縦84cm×横115cm)にマグネット留めで掲示します。ホワイトボードへの着脱は本会職員が行います。%ということは、4隅ギリギリまで作ると、見えないわけですね!



というものです。

あとは、「JSPS Monthly(学振便り)」というメルマガのお誘いがあります(笑)

おそらく、面接免除の人と不採択の人は、結果+JSPS Monthlyのお誘いだけが入ってるんじゃないかな、と思うので、封筒の宛名の下に分野が書いていて(これは、ガセかもしれませんが、不採択の場合は分野が書いてないらしい)薄ければ面接免除(おめでとう!)、(比較的)厚ければ面接(がんばろう!)、それ以外は不採択、ということになりましょうか。

ただ、繰り返しになりますが、webで結果は分かるし、封筒届いてからあけるまでのラグはたいしたことないし、他人の憶測はあまり趣味が良いものではないので、そんなに有益な情報ではありませんけどね。

渡辺も、これ書いてる暇があったら、ポスター作ればいいんですよね。わかってる。わかってるんだ…

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