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○序論できたー!(二回言いました)(大事なことなので)
 ま、完成じゃないですが、少し安心。これからお絵かき(図の作成)をします。
 しかしまあ、これも大変だし、書いてみてから「やっぱこれいらねーわ」とか、「やっぱこういう図が必要だ」とか、「この図を入れるならこれを説明しないと」とか出てきそうなのですが、あまり序論に根をつめると他との統合性がなくなるので、とりあえず他に浮気してみようと思います。
視覚における広域優先性(あっさり)⇒聴覚における広域優先性(長い)⇒聴覚における広域優先性と言語との関連(妄想)⇒自閉症の言語障害(長い)⇒言語障害があるということは広域優先性が…?(妄想アゲイン)⇒実験仮説+問題
という流れなんですが、妄想が2つあるのがなあ…
もちろん、妄想(仮説)は必要なんですが、実験は何しろ1個なので、2つあると考察で苦労しそうな気はしています。ま、実際問題、自閉症の言語障害からで話は成立する(もともとそのつもりで考えていた)はずですが、一応序論があまり短いのはどうかな、というのと、一般的なとこから話を始めよう、というのと、あと結果かけなくて暇だったから、というのが原因でこんなことに。イザとなれば少し省略しよう。

○昨日の統計の話
 で、昨日の話に戻りますが、検定の多重性が問題になるのは、たとえば、条件ABCDがあって、どこかに差があるだろう、ということで、A-B、A-C、A-D、B-C、B-D、C-Dの6通りについて調べてみるとすると、有意水準を5%に設定すると、
5%の確率で、差がないのに差があるとしてしまう、を6回やることになるので、
どこかに有意差が出る確率は、1-(0.95)^6≒0.27、つまり3割の確率で有意じゃないのに有意だよ、という結果が出てしまうことになります。これは問題ですね。
 ところが、波形データを見る場合に関していうと、たとえば、時間Aのデータを、時間A~Xまでと比較して、どこかで差があることを示したい、ということではないわけで、
時間Aと時間A’、時間Bと時間B’…を延々比較していくわけです。
 こう考えれば、まあ当然どっかに有意差が出る確率は100%に近づくわけですが、
実際は単に「どこかに出ればOK」ということではなく、連続してp値が有意水準よりも低いところ(少なくとも、20ms~30ms、渡辺の例で言えば、12~18個のデータが)を見つけたいわけです。
 偶然の差が、10個も20個も続く確率というのは大変低いわけで、従ってt検定ベタ打ちはそれなりに認められる方法なんじゃないかな…と思いますが、いかがでしょうか。まあもちろん、多重比較をしてみる(有意水準を下げる)という手もあって(ボンフェローニの方法に従うと)、0.05を有意水準にするなら、180個のデータに対しては、0.000278とかを有意水準にするのも一つの手ですが、まあこれは検出力が著しく低下するので、お勧めはしません。

もちろん批判はあると思いますが、もし詳しい人がいて、それは間違っていると思われましたら、是非ご指摘いただければと思います。


 
現在の修士論文進行度:44%
序論:80%(話の流れはまあOK。ある程度完成したらまたボスと相談)
方法:80%(基本的なところは書いた,あとは細かいデータと,図を作っていれる)
結果:15%(データ取りはあと1人(月曜日)/統計方法も一応まとまった)
考察:0%
字数:20000字くらい(序論が思いのほか膨らみすぎた)

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