用意するもの
- シリコン(かたとってを使いました. 東急ハンズにあります)
- 焼石膏 これとか
- 紙粘土(100均に売ってるので大丈夫だと思います);もしかしたら油粘土の方が良いかもしれませんね
- 計量カップ
- ボウルと泡立て器(調理には使えなくなると思うので,別個買った方が良いと思われます)
- 紙コップ,段ボール等,かたどりに使うもの
- 針金とセロテープなど.紙コップに紙粘土を固定するのに使うもの.
- 接着剤(なくても良い),つまようじ(わりと必須)
だいたい,5000円くらいで全部そろうと思います.湿気のないところで保存すれば,相当量作れます.
まず,像の元になる模型を作ります.
オカメインコをイメージしました.美術の成績は2でした.めんどくさくなければ,パーツとパーツは接着剤等でくっつけておいた方が望ましいと思いますが,ま,ゆるいところをつまようじで繋ぐくらいでも大丈夫でしょう.平たい足場(最終的に石膏注ぎ口になる)を作っておくと良いと思われます.
作った模型を,紙コップや段ボール(シリコンが溢れないように箱形にしたもの)等にいれます.今回は小さめだったので紙コップにしました.
この写真では,頭(平面で無い方)を上向きにいれていますが,これは最終的に失敗しています.多分,台座を平面にして,それを上向きにいれたほうが石膏をいれるときに成功します.また,紙粘土は軽いので,浮いて来てしまいます.そこで,紙コップの底に固定した針金に紙粘土を刺すとか,
爪楊枝を刺しておいて,しばらくそれで抑えつけるとか,そういう工夫が必要です.油粘土とかを使う場合は,普通に沈むと思いますので,いらないかもしれません.あと,紙粘土に鉛玉でもつめておくとか?
いずれにせよ,粉シリコン(かたとって)に,水を入れて良く混ぜます.
泡立て器で5分くらいでしょうか.多少ダマがあっても大丈夫です.表面がなめらかな感じになればokでしょう.このシリコンを先ほどの紙コップ(など)に流し込み,5〜10分ほど模型を動かさないようにして待ちます.さわって弾力がある感じになっていればokです.
紙コップから抜き取ります.紙コップをきっちゃっても良いですが,うまく固まっていればつるっと抜けるのではないかと思います.この段階で,紙粘土を作ってすぐならまだ粘土自体はやわらかいと思いますので,むりやり抜き取ります.
または,シリコンをカッターで切ってしまって,はずしても良いでしょう.同じ大きさの容器が用意できれば(たとえば紙コップね),再度その容器にいれると石膏がはみ出ることはありません.
次に石膏をまぜます.焼石膏500gに対して水320mlとかそんな感じだったと思いますが,わりにアバウトでも多分大丈夫です.混ぜた石膏を,シリコンに流し込みます.しばらく待つと,水が出てきます.
上の写真では,コップのふちギリギリまで石膏をいれていましたが,上部はほとんど水になりますので,これは捨てて石膏を足します.(そういう意味では,足場になる部分をかなり厚めにつくっておいた方が良く,この部分に繊細な加工をしてもあまりうまくいきません)
一時間ほど放置して,シリコンから取り出せばできあがり!
あたまが扁平になりましたが,まあ奇麗にできています.わりとしわとかもちゃんと再現されるので,もともとの粘土状態で指紋とかがないようにした方が良いと思います.爪楊枝できちんと固定していれば,
節分の鬼も奇麗にできます.理想的には,
こんな感じ.ちなみに手のかたどり(今回は量の都合で,指二本だけです.事件の匂いがしますね.)はかなり簡単にできそうです.
一番難しいのは,シリコンでのかたどりのときにちゃんとかたが取れるようにするということです.紙コップに接さないようにうまく固定できれば,奇麗につくれると思います.あるいは,平らな足場を厚めにつくっておいて,それを上向きにする,とか.それなりに短時間で,まあちゃんとした像ができますので,春休みの宿題とかにどうでしょう.
[19回]
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