DLPFCは表象を保持しているのか

昨日の勉強会で読んだ前頭前野背側部(dorsal lateral prefrontal cortex; DLPFC)のWMに関連する機能についての覚書．サルにおいて単一ニューロン記録をすると，DLPFCはcueが出ている期間と，retrieval期間中は活動しないで，保持期間にのみ活動が頻発するらしいのです．これをもって，DLPFCには記憶表象がある，としているようですが，これ，記憶表象は別の場所にあって，PFCの機能は刺激入力がないときにその表象をre-activateする，ということじゃないのかなあ（これがバッファということ？でも，バッファも意味合いとしては「記憶領域」ですよね）．これをどう検証するのか，と問われるとちょっと難しいですが．

あと，昨日は卒業研究の目処が一人分たったのでこれは一安心．WMの”疲労”について，ちょっと調べる．