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昨日の続きです。

…はちょっとわからなかったのですが、
E-Prime側でのサウンドドライバの設定項目は、チャンネルとサンプリングレートとビットレートだけなので、E-Primeが入っているPCのサウンドドライバの設定に準じるものと考えられます。

で、今日ちょっと測ってみたのですが、バッファを最小にした状態で、トリガと(目測で)1-10msくらいはズレが生じているような気がします。詳細データは分析してからお知らせします。
(使ってるドライバは、ローランドのUA-3FX)

問題は、このレイテンシが変動することなんですよね…毎回同じレイテンシなら、どれだけずれても(というのはいいすぎか)あまり問題はないんですが。

ま、MMNを見る上では、加算平均すればまあ…大丈夫でしょう。ということにします。どっちみち、エアチューブを通る段階でズレは生じるので、これはもうあきらめるしかないかと思います。

どうしてもこれ以下のレイテンシが必要な場合は、E-Primeでは難しい、ということになります。
(PC内のクロックと同期させるとかすればどうにかなる?)

ということを抑えておいていただければ、と思います。

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ASIO wikipediaを読んでもらえばわかりますが、
Windows旧来のMMEではその遅延時間(発声してから出力されるまでのタイムラグ)は500から200ミリ秒、Direct Soundでも100から50ミリ秒、Mac OSのSound Managerで50から20ミリ秒とされているが、ASIOの場合はバッファ容量などの設定によって異なるが、10ミリ秒以下、環境によっては1ミリ秒以下となる場合もある。

のです。
つまり、WIN PCから普通に音声信号を出力する トリガ信号を出力する
とした場合、同時提示のつもりでも、最大で500msずれる場合がある、ということですね。これは怖いよ。
(RTにも影響する(はず)なので、脳波取る以外でも重要)

今のところ、E-PrimeがASIOに対応してるか、は良くわかんないんですが(わかったら、またお知らせします)、
こういうこともあるんだなあ、ということは覚えておいたほうが良いと思います。

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MEG実験の際、実験参加者の頭部の形状を測定します。なんかMRIと重ね合わせたりもできるみたいなんですが、まあそこはそんなに重要じゃないので、「なんでか」というあたりは目を瞑ってください。

で、測定の際に、左右のこめかみのあたりの骨の継ぎ目と、鼻のあたりの3点を記録しなくてはなりません。どうやってやるかというと、

1.実験参加者の骨の継ぎ目の位置に、赤いペン(水性)でマークをつける
2.その赤いペンの位置に、ボタンのついたペンのようなもので触れ、ボタンを押す
3.そうすると、位置情報が記録される。
4.2を残り2箇所で繰り返す。
5.もう一度、3箇所の位置情報を記録する

こうやります。(わかるかな)

で、問題は、5の「もう一度、3箇所の位置情報を記録する」というころにあって、何が問題化というと、0.1ミリメートルオーダーで記録してもらえるんですが、これで2mm以上ズレたらダメということになっています(x-y-z軸それぞれにおいて)。
ところが、やってみたらわかることですが、「3箇所を」「2mm以内のズレで」「ペン先で触れて」「ボタンを押す」って難しいんですよ。ほんとに。

そもそもペン先がわずかに震えるのに、さらにボタンを押すので、よりズレが生じます。
で、どうするかというと、震えないようにペンをわりと強く握り、ボタンを押してもペン先がぶれないように、ひじをどこかで固定する、とするとわりとうまくいきます。

で、ここからが本題です。

それで、結構難しいんですけど、難しい難しいといって、何回も測定しなおすと、実験参加者に申し訳ないので、医学部4年の共同実験者のM君と練習してたんです。交代で参加者役をして。

で、今から何年か後の話なんですが、ジョンガリ・Aという退役軍人がいて、この人は、
優秀な狙撃手なんですが、「筋肉は信用できない」というんですね。
何言ってるかわかんない人は、ジョンガリ・Aで検索したらいいです。

「筋肉は信用できない。ライフルは骨で支える」と。
で、ああ似ているなと思って、渡辺も「筋肉は信用できない」とつぶやいたんですね。「ペンは骨で支える」と。誰にいうでもなく。
そしたらですね、「ああ、ジョンガリ・Aですね」というんですね。M君が。
びっくりした。

その後しばらく、ヴァレンタイン大統領は逆康一君現象が起こっているよね、とかそういう話をしてすごしました。というのは嘘ですが、なんというか、彼とはいい友達になれそうな気がします。

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面接の話です。

指定された時間に指定された場所に行くと、席順が書かれている(受験番号順?)ので、そのとおりに座ります。待ってると呼ばれます。

面接室は、逆集団面接みたいな感じで、教員が6人くらい並んで座っていて、自分はその真ん中あたりの位置に座りました。
研究計画書は持ち込み可だった気がするので、説明のためにも持っていきましょう(だめだったら、ごめんね)。大事そうなところには付箋とか貼っといたらいいかもしれません。渡辺はとくにそういうことはしてなかったので、なんとも言えませんが。

質問はあまり良く覚えてないので、参考にならないのですが、
最初に簡単に研究計画を説明させられたんだったかな…(このへんはうろ覚え)。

で、教員からの質問タイムが面接のメインです。
渡辺の研究計画は、自閉症の聴覚情報処理過程における弱い中枢性統合の影響に関する検討で、主に自閉症の言語発達の問題に、聴覚情報処理が影響するだろう→だから、聴覚情報処理がどういうシステムか調べたい→ただ、いきなり言語を使うと、いろいろ複雑でわからなくなるので、問題を単純化するためにメロディを使ってみよう
みたいな流れだったのですが、
「自閉症」というキーワードに対して、自閉症の顔認知について質問されたり(正直、これが一番衝撃的だったので、良く覚えている)しました。

 つまり、わりとタイトルとイントロダクションで印象的だった部分が聞かれる気がします。後は、使った音刺激について聞かれたような気がします(渡辺はピュアトーンを利用して卒業論文を書いたのですが、ピュアトーンと発話音声との間にはかなり乖離がないか、とかそういうことだったかな…)が、実験パラダイム上の問題点はあまり指摘されない気がします。まあ、このあたりは指摘されても考えているはずなので答えやすいでしょう。

 脳波のような生理指標を取り扱いたいか、ということも聞かれた気がします。これは、特殊教育に進学するつもりだったからでしょうか。

 たぶん対策するべきは予想外の問題に対してで、たとえば言語に関する課題にとりくみたい、というときに、いきなり「チョムスキーは○○と言ってるけど、あなたの課題とはどう関係するの?」みたいな話が出ることが予想できます(実際にチョムスキーの言語理論を引用するしないにかかわらず)。音楽については、幸か不幸かあまり突っ込まれなかったのですが、Meyerについて聞かれたりしてたら、たぶんあせったと思います。
 逆に、自分が引用している文献について、この引用元では何をしているのか、とかはあまり聞かれなかったような気がします…が、このあたりは当然説明できるようにしておくべきでしょう。渡辺は、卒論発表会とかで既にディフェンス済みだったので、答えやすかったため、印象に残ってないだけかもしれません。

 あまり役に立たない内容ですが、まとめると、
 ・まず自分自身で研究計画をチェックするにあたって
  ・手短に自分の研究計画を説明できるか?
  ・手段(方法)は目的にきちんと対応していることを説明できるか?
  ・引用元の論文はきちんと説明できるか?
  ・目的(リサーチ・クエスチョン)の価値を説明できるか?
あたりは当然やっておくとして、
 ・研究計画の枠の外側の質問として
  ・自分の研究分野の基本的な知見は(引用してなくても)答えられるか?
  ・自分の研究分野と関連するキーワードは、一とおり押さえているか?

ということも必要、だということでしょう。

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29日に学会が終わり、30日はごぶサタ(ボランティア)。31日に、久しぶりに滞っていた家事と買い物をこなし、ようやく今日がオフといったところです。
まあしかし、修士論文のための実験もしなきゃいけないので(今日も4時から)、完全なオフではないんですが、自分のためだけに時間を使えるのはよいところ。

さて、今日は再来週に近づいてきた教育学院の院試に向けて、ちょっと覚えていることを書こうと思います。

渡辺が受けたのは後期試験なので、前期とはまた趣が違うかもしれませんが、参考程度に。

○筆記試験
 ・英語
 なんと、教育学院/部の入試のページには、英語の過去問が載ってないんですね。これはちょっとびびるかもしれない。

 記憶によれば、超難しい文法とか、イディオムとかは出てこない。はず。せいぜい、it to構文とか、そんなもん。so that とか、so ~ thatとか、so asとか、そのへんで躓かなければOKだと思います(渡辺は、躓きかけてあせった記憶がある)。
 素直な文法(多分、中学校程度の文法がしっかりしてれば大丈夫なんじゃないかな)で、論文っぽいやや科学的な話が出てくるので、それ関係の言葉を抑えておくときっと楽になると思う。
 たとえば、cohort(コホート/共通の因子を持つと考えられる集団)とか、cross-sectional(横断的)とか、そのあたり。

 ただ、辞書の持ち込みが可能なので、ま、単語がわからなくて困ることはないでしょう。
 確か、渡辺が受けた年(ええと、平成18年度かな)は、大問の3つ目に清涼飲料水の摂取量と非行の関係に関するコホート研究のことが書いてあったように思います。素直に訳を書くとか、文意にあった選択肢を選ぶとか、その程度だった気がします。
 たとえば清涼飲料水の摂取量がほかの変数と関係する可能性(清涼飲料水に含まれる砂糖のことを懸念するような家庭はしつけもしっかりしているかもしれないから、もともと母集団が異なる可能性もあるよね)を指摘せよ、とかそういう面倒なことは聞かれなかった気がします。
 
 ・専門
 「特殊教育・臨床心理学」しか知らないので、それだけ書きますが、去年の過去問(pdf)を見ると、うーん、これは外部の人とか社会人には厳しいよなあ、という印象がありますね。
 一問目で、いきなり
「身体性」はどのように位置づけられ、大学において教授されているか
 とくるのです。「大学において」はさあ。必要なんですかね。
 内部進学だって、これに関連する講義受けてないとわかんないよね。

 まあしかし、とりあえずは「特殊教育」ですので、
 自閉症(PDD)、AD/HD、LD、ダウン症候群、精神遅滞、ウィリアムズ症候群…あたりの諸障害(特に、発達障害)に関して抑えておけば、まあこのあたりは一通り書けるでしょう。
 ただ、抑えるのは、ハウツー(どうしたらいいのか)本ではなくて、「なぜ」こうなるのか、というあたりに目を向けた本がよいでしょうね。
 できれば、最近の論文(レビュー論文がお勧め)を抑えておくと、なお良いかなと思います。

 二問目(心理現象を測定する際の個人差の問題)、四問目(発達障害の研究において、脳機能を計測する際の留意点)はとりわけ実験実習とか受けてないと厳しいような気がしますね。つまり、外部進学者にはやや厳しい気がします。
 逆に言うと、この辺は一回やったことがあれば、サービス問題になるんでしょうか。

 三問目、経験と学習が感覚・知覚に及ぼす影響(および、情動のかかわり)については、「行動学入門」(ヘッブ)を読めということでしょうね。
 
とここまで書いたのが、昨日のお昼。夜に思い出したので、修正してアップすることにしました。

 渡辺なりの回答を「つづきはこちら」に書いてみるので、参考にしてください。ただ、参考にして落ちたらほんとごめんね。

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