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science direct:Lázár et al.の話。Clinical Neurophysiologyですね。睡眠のmacrostructureと,EEGパワースペクトルのdensityとcoherenceを調査した,とのことです。英単語にしているところは定訳がわからないところです。一晩中EEGをとって,(18人の投薬を受けていないASと,14人の統制群。年齢は7.5-21.5歳)ノンレム睡眠中の複数の周波数バンドに対してスペクトルと位相のコヒーレンスを取ると,α,σ,β,γ帯及び10のEEG derivationの全てのAbsolute power spectrum density (PSD)が有意に低下しており,前頭ではδの有意な上昇,σの有意な減少があり,正中-側頭でβのderivationがあったということだそうです。また,前頭および右半球のEEGチャンネル全てにおいて半球内(intrahemispheric) coherence尺度が低下しており,最も明白な減衰は前頭-正中領域のδ,θ,αおよびσの周波数帯活動であった,ということです。あと,睡眠時間と睡眠後の起床のオンセットがASでは延長する,という結果もあるようです。

結論としては,EEGパワースペクトルとcoherence(NREM睡眠中の)は,特に前頭-正中部のderivationで異なる,ということで,前頭部の機能不全が示唆されるよ,ということですが,うーん,これは本文を読まないと良くわからないなあ…。densityは多分強度に近いもので,coherenceは,部位間(チャンネル間?)の特定周波数帯の活動の一致率的なものなんじゃないかと思いますが,タームが良くわからないので断定できません。ASにおける睡眠障害は比較的良く報告されますが,それは過覚醒との関連によるものなのかと思っていたので,かなり広範な周波数帯の強度低下がある,というのは不思議な気がします。それぞれの周波数帯のoscillationが何を反映しているのか,とか,ちょっと勉強しないとダメですね。ということで,これはそのうちもうちょっとちゃんと読みます。

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